2023年4月28日金曜日

オーバルカット21 近況報告@ パッショーネ 2023.4.28

◆パッショーネ西野代表コメント

オーバルカット21は、後躯を使えるようになってきたことで、腰回りをフックラ見せるようになってきました。
まだまだ本格化ではありませんが、後ろに負荷を安定して掛けていられるようになったことで、常歩での肩の出が良くなり、前肢が前に伸びるようになってきています。
左手前のキャンターは、まだ前肢で地面を叩き過ぎるような走りですが、今後更に後躯に力が付いてくれば、腰回りだけでなく背中全体がフックラして、背中を丸く見せる馬体に変わってくると思います。

また、後ろに負荷を掛けられるバランスに変わってきたことで前肢が枯れて見えるようになってきているのも良い傾向です。

左手前のキャンターで前肢で叩きすぎる走りをしなくなったら、ハロン15秒よりも速いペースでのトレーニングを開始する予定です。

4/27現在測尺(前月比)
体高:162㎝(+1㎝)、胸囲:184㎝(+2㎝)、管囲:20.5㎝(0㎝)、体重:509㎏(+15㎏)

※4/28 追加コメント
本日、2本の坂路走行直後に血中乳酸濃度を計測しました。
1本目 3F16秒ペース
2本目 3F15秒ペース
で追いました。
血中乳酸濃度は、19.8mMでした。※適正値は18mM程度
結果からは、この仔に合った適正負荷となっているというものでした。
そのため、追い切りを経験させるには、まだ早いとみるのが適当です。

なお、発生した乳酸をエネルギーに変換するミトコンドリアを増やすためには、筋力をもっと鍛える必要があり、瞬発運動と連続運動を織り交ぜながら効果的に強化していきます。
よろしくお願いします。




2023年4月16日日曜日

オーバルカット21 近況報告@ パッショーネ 2023.4.16 No.2

◆事務局から

オーバルカット21は、4/14午後に坂路を2本乗り込んでいました。
(騎乗者がオレンジ色のブーツを履いている馬がオーバルカット21)

1本目は、後ろから行く予定で18秒くらいを上がっていきました。
2本目は、前から行く予定で16-17秒くらいを上がっていきました。
余裕のある走りではなく、一生懸命付いて行っている感じの走りでした。
まだまだ体力強化が必要な現状で、中身が付いてきていませんが、焦らず地道に筋肉強化を図れればと思います。
性格は素直で前向きであり、基礎が出来ていますので、走りが変わってくれば、競走馬なるまでに時間は掛からないと思います。
秋頃ではないかと思います。

★坂路1本目オレンジブーツの馬がオーバルカット21




★坂路2本目








2023年4月15日土曜日

オーバルカット21 近況報告@ パッショーネ 2023.4.15 No.1

◆事務局から

オーバルカット21に会いに、パッショーネを訪問してきました。
オーバルカット21は、それほど馬体に成長の跡は見られなかったです。
しかし、馬体重は4/6時点で506㎏、4/12現在では、500㎏とのことでした。
屋外馬場と屋外坂路を使うようになって、調教が強化されているため、馬体はシャープになってきています。
仕上がるまでには、もう少し時間が掛かりそうです。
購入時に予測していたように、晩性タイプのようで、夏が過ぎた頃に良くなると思います。

小澤調教師も現状中身が入っていない状態で500㎏あるのは十分で、今後身が入ってくれば、大きく変わる可能性があるので楽しみと話していました。
食欲は旺盛で、人には従順で調教に前向きです。また人間に対し信頼関係を築きやすく、これは強力な武器であると調教師は褒めていました。

まだトモは緩く、トモの面積はありますが、体積はまだ足らないです。
今後のトレーニングで体力強化と筋力強化を図ってもらいたいです。